玉ねぎの皮をむいて、包丁とまな板を出して、洗って片付けて。たった一玉のためにこの一連の流れをやるのが面倒で、つい料理を後回しにしていた時期があった。そんなときにキッチンばさみを新調したら、下ごしらえに対する腰の重さがかなり軽くなった。
これまで使っていたはさみの不満
実家にいた頃は当たり前のようにキッチン専用のはさみが引き出しに入っていたが、一人暮らしを始めてからは「買うほどでもないか」と後回しにしていた道具の一つだった。今思えば、たかだか千円前後の道具に対する腰の重さがいちばんの無駄だったのかもしれない。
もともと文房具用のはさみをキッチンでも使い回していたのだが、油汚れがつくと切れ味が落ちる、刃の隙間に食材のカスが挟まって洗いにくい、という不満があった。「専用のものを買うほどでもないか」と後回しにしていたが、思い切って分解洗浄できるタイプのキッチンばさみに買い替えてみた。
買い替えて変わったこと
まな板を出さない下ごしらえが増えた
ねぎやニラなどの薬味は、まな板の上ではなく鍋の上で直接チョキチョキ切れるようになった。豚肉やもやし炒めの具材も、フライパンに入れながらはさみでカットしてしまえば、包丁もまな板も出さずに一品作れる。分解洗浄できるキッチンばさみを選んだことで、洗い物のハードルもぐっと下がった。
洗い物が減って片付けが早くなった
包丁とまな板を使わない日が増えたことで、シンクに置く道具の数が単純に減った。分解できるタイプなら刃の隙間まで洗剤が届くので、以前のように「なんとなく不潔な気がする」というモヤモヤもなくなった。食洗機対応のモデルであれば、そのまま放り込めるのもありがたい。
意外と活躍する袋の開封作業
買い替えてから気づいたのが、食材の下ごしらえ以外の場面でも出番が多いこと。冷凍食品の袋や海苔の袋、宅配便のダンボールを開けるときにも、キッチンの引き出しからさっと取り出せる位置に置いておくだけで手が伸びるようになった。ちょっとしたことだが、はさみを探して他の部屋まで行く手間がなくなったのは地味に大きい。
それでも包丁が必要な場面もある
刃先が細い分、まとめて何枚も切るような作業には不向きで、そこは無理せず包丁とまな板に頼るようにしている。道具を全部置き換えるのではなく、面倒だと感じる工程だけをはさみに任せる、という割り切りが結果的にちょうどよかった。
もちろん、繊細な薄切りや大きな塊肉の処理まではさみで完結させるのは難しく、包丁が必要な場面は変わらず残っている。ただ「ちょっとした一品」を作るハードルが下がったことで、以前より自炊の回数自体が増えたのは想定外の効果だった。忙しい日の副菜づくりに、キッチンばさみが地味に活躍している。
道具を変えるだけで料理へのハードルがここまで下がるとは思っていなかった。まな板を出すのが面倒で自炊から遠ざかっている人には、まずキッチンばさみを見直すところから試してみてほしい。関連して自炊がめんどくさい人向けの時短家電もあわせてチェックしてもらえたらと思う。
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