宅配ミールキットは本当に楽なのか、使ってみた感想

宅配ミールキットの食材を使って調理している様子

自炊が続かないけど自炊したい気持ちはある、という矛盾した状態で、宅配ミールキットをしばらく試してみました。実際に使ってみて感じたことを正直にまとめます。

しばらく試したのは、次の三社です。

  • シェフの無添つくりおき:温めるだけで食べられる、調理不要の冷蔵お惣菜宅配サービス
  • ツクリオ(旧つくりおき.jp):管理栄養士監修メニューが冷蔵のまま届く、出来立て手作り惣菜の宅配サブスク
  • わんまいる:国産野菜中心の冷凍手作りおかずを届けてくれる宅配サービス。冷凍でストックできるので好きなタイミングで食べられる

惣菜ではなく食材が週ごとに届く宅配なら、定期に入る前に一度だけ頼める形から始められます。Oisixのおためしセットがその入り口で、私はまだ申し込んでいませんが、次に試すならここからにするつもりです。

「献立を考えない」だけでここまで楽になるとは

自炊で一番のストレスは、実は調理そのものより「今日何を作るか考える」時間だったと気づきました。ミールキットは材料と分量、レシピがすべてセットになっているので、その悩む時間がまるごとなくなります。

食材を使って手早く調理の支度をするところ

コストは外食よりは安く、自炊よりは高い

1食あたりの単価で見ると、完全な自炊より割高になります。ただ、外食やコンビニ弁当と比べれば栄養バランスも良く、コストも抑えられるので、「自炊を頑張れない週の保険」として使うのがちょうどいいと感じています。

続けるコツは「毎日は頼まない」こと

毎日頼むと家計への負担が大きくなるので、週に2〜3回だけ利用して、残りは冷凍食品や作り置きでしのぐようにしています。完全に頼り切るのではなく、他の時短手段と組み合わせるのが自分には合っていました。

調理すらしたくない日は宅配惣菜に切り替えている

ミールキットでも「切って炒める」くらいの調理は必要なので、それすら無理な日はシェフの無添つくりおきのような、温めるだけで食べられる宅配惣菜に切り替えています。ミールキットと宅配惣菜を体力や気力に応じて使い分けると、自炊のハードルがかなり下がりました。

ミールキット感覚で使えるツクリオという選択肢

最近はツクリオ(旧つくりおき.jp)も試しています。ミールキットのように「切って炒める」手間すらなく、出来立てをそのまま冷蔵で届けてくれるので、シェフの無添つくりおきと似た立ち位置ですが、管理栄養士監修のメニューが多く、献立のバリエーションを増やしたいときに使い分けています。

宅配惣菜をもう一品追加するなら「わんまいる」も検討中

最近は選択肢を増やすためにわんまいるも試し始めました。国産野菜を中心とした冷凍の手作りおかずを自宅の冷凍庫にストックしておけるので、シェフの無添つくりおきやツクリオのように「届いたら早めに食べる」タイプとは違い、忙しい週に合わせて自分のタイミングで解凍できるのが気に入っています。

週ごとに届く食材宅配とどう違うか

献立を考えなくて済むという点では、週に一度まとめて注文する形の食材宅配も似ています。両方を使ってみて、向いている場面が違うと感じました。

  • 週に一度まとめて注文する形は、買い出しそのものを減らしたい人に向く
  • 冷凍のミールキットが入っているものは、使う日を選ばないので余りにくい
  • 置き配に対応していれば、受け取りのために家にいる必要がない
  • 注文を忘れると一週間空くので、前の週にまとめて入れておくほうが確実

逆に、その日の気分で決めたい日が多いなら、注文から届くまでの間が長いぶん使いにくくなります。買い物の回数を減らしたいのか、作る手間を減らしたいのかで選ぶものが変わります。うちは前者を週ごとの宅配、後者をミールキットという形で分けています。

週ごとの宅配をこれから始めるなら、いきなり定期便にせず、おためしセットのような単発の入り口で、届く量と冷蔵庫の空きを先に確かめておくと失敗が減ります。次の節で書く「縛られない形で試す」も同じ考え方です。

定期契約に縛られない形で試す

毎週届く形が負担になるなら、回数を縛られずに試せるものもあります。

定期便でつまずいたのは味ではなかった

やめる理由になったのは、どれも味とは関係のないところでした。実際に困ったのは次の三つで、いま思い返しても自分の段取りの悪さが原因です。

  • 次回分をスキップする締め切りが受け取り日の九日前で、気づいたときには過ぎていた
  • 冷凍庫の空きを数えずに十二食を頼み、三食分が入りきらずに一晩そのままにしてしまった
  • 家族と好みが割れて、結局ほとんど私一人で食べ切ることになった

どれも一度頼んでみれば分かることばかりで、頼む前に想像だけで避けられるものではありませんでした。だから「合うかどうかを確かめる目的の注文」と「続けるための注文」は、最初から分けておけばよかったと思っています。

単発で頼むと数字で分かること

一度きりで頼んでみると、味より先に生活側の条件がはっきりします。私の家の冷凍庫だと、宅配食のトレーは一段におよそ四食しか置けませんでした。つまり十二食のセットは、製氷皿と作り置きの容器をどけないと収まりません。冷凍のお惣菜を常備するようにしてから、平日の献立を考える回数が減った話でも書きましたが、常備しておく前提なら、買う量より置く場所のほうが先に上限を決めてきます。

加熱時間も、実際にやってみないと生活に合うか分からない部分でした。一食あたり四分から五分ほど電子レンジを占有するので、二人分を続けて温めると十分近くかかります。汁物や副菜を別に用意するつもりなら、その待ち時間をどこに挟むかまで決めておかないと、結局コンロの前に立つことになります。

向いている場面と、無理をしなくていい場面

いまのところ、宅配食が効くのは「週の後半だけ」という限られた使い方でした。月曜と火曜は買った食材が残っているので自炊が回ります。崩れるのは木曜と金曜で、そこだけ置き換えるとほとんど負担を感じません。逆に、三食すべてを置き換えようとすると費用が跳ね上がるうえ、冷凍庫が完全に埋まって、この記事の前半で触れたような食材の買い置きができなくなります。

だから向き不向きは、味の好みよりも冷凍庫の大きさと、自炊が崩れる曜日がはっきりしているかどうかで決まる気がしています。まずは単発のお試しで自分の家の上限を測って、続けるかどうかはそのあとで決めればいいと思います。私も次に頼むときは、いきなり定期便には戻らないつもりです。

冷凍で届く形にすると、箱を開けるたびに保冷剤が残っていきます。捨てずに済ませる使い道を決めた経緯はたまり続ける保冷剤に決めた使い道に書きました。

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