引っ越してからずっと、お風呂の残り湯を洗濯に使っていた。水道代の節約になると聞いて始めたことだが、ポンプのホースを毎晩出し入れするのが地味に面倒だった。ある日、本当にどのくらい得をしているのか気になって、ざっくり計算してみた。結果、うちでは続ける理由が思ったより弱いと分かり、やめることにした。
先に結論
- 水道代の差は月に数百円程度だった
- ホースとポンプの手入れの手間が毎日発生していた
- すすぎにはもともと水道水を使っていた
得はしていたが、その分の手間と見合わないと感じた。
水道代の差を見積もった
残り湯を使うのは洗いの工程だけで、すすぎは水道水にしていた。洗濯機の説明書に書かれた一回の使用水量から、洗いの分だけを残り湯でまかなっていたと考えると、一回あたりの節約はわずかだった。毎日洗濯しても、月に数百円という見積もりになった。金額は家の料金や洗濯機によって変わるので、あくまでうちの場合の目安だ。
手入れの手間を数えた
一方で、ポンプには毎日の手間がついてくる。浴槽にホースを入れる、終わったら引き上げて水を切る、ときどきフィルターに絡んだ髪の毛を取る。どれも数十秒だが、毎日となると負担に感じていた。
ホースの中に水が残ると、ぬめりやにおいの原因にもなる。洗濯槽の手入れについては洗濯槽クリーナーをルーティン化した記録にも書いたが、残り湯をやめてから気になるにおいは減った。
やめてから変わったこと
- お風呂のお湯は入浴後すぐに抜けるようになった
- 浴槽をすぐ洗えるので、汚れがこびりつかない
- 洗濯をする時間を入浴と関係なく決められるようになった
とくに最後の点は大きかった。以前は残り湯が冷めないうちに洗濯をしようとして、夜の段取りが窮屈になっていた。洗濯の時間帯については洗濯を夜に回すか朝に回すかで書いている。
続けたほうがいい家もある
家族が多く洗濯の回数が多い家や、水道料金が高い地域では、節約の効果はもっと大きくなると思う。ポンプの出し入れが苦にならない人なら、続けて損はない。うちのように、少人数で手間のほうが気になる家なら、一度計算してみる価値はある。
計算に使ったもの
見積もりに使ったのは、洗濯機の説明書に書かれた一回の使用水量と、水道料金のお知らせの単価だけだった。洗いの工程で使う水の量をおおまかに半分と考え、それに単価をかけて一回分の差を出した。細かい数字ではないが、続けるかどうかを決めるには十分だった。
同じように、ポンプの手入れにかかる時間も一回あたりで書き出した。お金と時間を同じ紙に並べると、どちらを優先したいかが自分でもはっきりする。
やめる前に試したこと
いきなりやめずに、まず一か月だけ残り湯を使わない洗濯を続けてみた。洗いあがりに違いはなく、水道料金のお知らせを見ても、気になるほどの差は出なかった。試しにやめてみる期間を置いたことで、迷わずに決められた。
よくある疑問
残り湯は汚れが落ちにくくならないのか
うちでは洗いあがりの差は感じなかった。ただ、においが気になる日はあったので、すすぎだけは水道水にしていた。
ポンプは処分したのか
いまは使っていないが、断水などに備えて一本だけ残している。

