掃除機をかける頻度で、家の中の意見が割れていました。こちらは週に一度で十分だと思っている、相手は毎日かけたい。どちらが正しいという話ではないので、長いこと決着がつきませんでした。
頻度の話をしているようで別のことを話していた
何度かやり取りするうちに分かったのは、二人が見ているものが違ったことです。相手が気にしていたのは床の髪の毛で、こちらが気にしていたのは棚の上のほこりでした。同じ「掃除」という言葉で、別の場所の話をしていたわけです。
そうと分かってからは、頻度をひとつに決めるのをやめました。場所ごとに担当と間隔を分けたほうが早いと気づいたからです。
場所と間隔を書き出した
紙に書き出して決めたのは、ざっとこのくらいです。
- 床の目に見えるごみ:気づいた人がその場で。掃除機は使わない
- 床全体の掃除機がけ:週2回、担当を固定
- 棚や家具の上:月2回、こちらが担当
- ソファの下や家具の裏:季節の変わり目のみ
一番効いたのは最初の項目でした。目についたごみをその都度取れば、相手の「気になる」はほぼ解消します。掃除機を出す必要すらありませんでした。玄関にスティック型を置いた話はこちらの記事に書きましたが、これも同じ発想です。
落としどころは「回数」ではなかった
結局、折り合ったのは回数ではなく「何を気にするか」の共有でした。回数の交渉をしている間はどちらかが妥協する形にしかなりませんでしたが、対象を分けたら両方の不満が同時に消えました。
これは掃除に限らないのかもしれません。頻度でもめているときは、たぶん見ているものが違う。フロアワイパーを各階に置いた話は別の記事にありますが、道具の配置も同じで、誰が何を気にするかから逆算したほうが早いと感じています。
担当を決めたら文句が出なくなった
場所ごとに分けたあと、もう一つ効いたのが担当を固定したことでした。以前は「気づいた人がやる」でしたが、これは結局どちらかに偏ります。しかも偏っている側は黙って我慢するので、あるとき一気に不満が出る形になっていました。
今は週2回の掃除機がけを片方が、棚の上を月2回こちらが、と決めています。決まっていると、やっていないときに責める理由がはっきりする代わりに、やっているときに感謝も伝えやすくなりました。曖昧なままにしないほうが、結果的に角が立ちません。
季節の掃除だけは一緒にやる
例外にしているのが、家具の裏や窓まわりのような大がかりなものです。ここは担当を決めず、日を決めて二人でやることにしました。一人でやると時間がかかりすぎて、結局先延ばしになるからです。
年に4回、季節の変わり目に半日だけ充てています。日付を先にカレンダーへ入れておくと、その日まで気にしなくてよくなるのが利点でした。日常の掃除と分けたことで、どちらの負担感も減っています。
ひとつ補足しておくと、この分け方に落ち着くまで半年ほどかかっています。最初に書き出した表は項目が細かすぎて、二週間で見なくなりました。今の四行に削ってから、ようやく続くようになっています。運用が続かないときは、決めたこと自体が多すぎないかを疑ったほうが早いというのが、掃除に限らず共通していると感じました。


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