レンジフードを貼り替え式フィルターにしたら大掃除が短くなった

貼り替え式フィルターを使うようにしたキッチンのレンジフードとコンロ

年末の大掃除でいちばん時間がかかっていたのは、間違いなくレンジフードだった。整流板を外して、内側のファンを外して、油汚れを浸け置きして、乾かして、戻す。半日仕事とはこのことで、しかも一年分の油は簡単には落ちない。あの工程を毎年繰り返す前提でいたことが、そもそも間違いだったと今は思う。

変えたのはフィルターの管理方法だけ

やったことは単純で、金属のフィルターを毎回洗う運用をやめて、その上から貼るタイプの不織布フィルターを使うようにした。汚れるのは貼ったほうだけなので、汚れてきたら剥がして捨てて、新しいものを貼る。それだけだ。

交換の間隔は、うちの場合はだいたい一か月半から二か月。揚げ物をした週があると早まるので、日付で決めるより、見て茶色くなってきたら替えるという判断にしている。剥がして貼るまでの時間は一分もかからない。

ちなみにこの手の貼るフィルターは、サイズ選びさえ間違えなければどこで買っても使い方は同じだ。ただ、うちのように枠の形で一度失敗している場合は、レンジフードのメーカー系の専門店で型番から探すという手もある。使い捨てタイプの「エコシアフィルタ」などを扱っているフジオーショップのような公式ショップなら、対応機種から絞り込めるので、サイズ違いを買ってしまう可能性は減らせる。

大掃除の作業時間がどう変わったか

  • 以前:整流板とファンを外して浸け置き、乾燥待ちを含めて半日
  • 今:フィルターを剥がして交換、外側と整流板を拭いて二十分ほど
  • 内側のファンは年に一度、油が固まる前に軽く拭くだけで済むようになった

いちばん効いたのは、浸け置きと乾燥待ちの時間が消えたことだ。あれは自分が動いていない時間なのに、キッチンが使えなくなるので一日が潰れる。作業そのものが二十分で終わるようになると、大掃除の日程に組み込む必要すらなくなり、気が向いたときに済ませられる。

注意点もあって、貼るフィルターは目が細かいぶん、放置しすぎると吸い込みが落ちる。汚れを溜めない前提の道具なので、交換を忘れると換気能力のほうで損をする。うちは在庫が切れると先延ばしにしがちだったので、まとめ買いしてシンク下に置き場所を決めてから、交換が止まらなくなった。

それと、機種によってはフィルターの枠の形が特殊で、市販の貼るタイプがうまく収まらないことがある。うちも一度サイズを間違えて、端が浮いたまま使ってしまい、そこから吸い込まれた油が内側に回っていた。買う前に枠の縦横を測っておくか、大判のものを買って自分で切るほうが確実だと思う。

もう一つ、始めてから気づいた副産物がある。フィルターを剥がすときに、その二か月でどれくらい料理をしたかが一目で分かるということだ。うっすら色づいている程度の月は外食が多かった月で、端まで茶色くなっている月はよく作っていた月になる。掃除の記録のつもりはなかったのに、生活のペースがそのまま残っていて、これが案外おもしろい。

こういう「洗う家事を、替える家事に置き換える」やり方は他の場所でも効いていて、掃除道具そのものを取り出しやすくしておく工夫は玄関にスティック掃除機のスタンドを置いた話にも書いた。片付けの手間を減らす方向で見直した例としては食器乾燥機の代わりにワイヤーラックを使うようにした話も近い考え方をしている。

結局のところ、年に一度の大仕事にしていたから重かっただけで、汚れが薄いうちに小さく対処すれば大掃除という行事自体が要らなくなる。レンジフードはその効果がいちばん分かりやすかった場所だった。

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