食事の支度で手を抜く日と抜かない日を決めた割合

平日の夕食の支度をしているキッチンの様子

平日の夕食をすべて自分で作るのは、とっくに諦めていた。かといって全部を買ってきたもので済ませると、費用も気分も長く続かない。そこで、週の何日を「手を抜く日」にするかを数字で決めてしまったところ、献立を考える負担が目に見えて軽くなった。

決める前と決めたあとの違い

以前は、その日の疲れ具合を見てから「今日は作るか、買うか」を判断していた。一見すると柔軟でよさそうなのだが、実際には夕方に毎日その判断を迫られることになる。疲れている日ほど判断が鈍り、結局コンビニに寄って高くつく、という流れを何度も繰り返していた。

今は、平日五日のうち二日を手を抜く日、三日を作る日と決めている。割合にすると四割だ。曜日まで固定はせず、週のはじめに「今週は水曜と金曜」と決めるだけにしている。ここを固定しなかったのは、残業や予定が読めない週があるからで、割合だけを守るようにしたほうが破綻しにくかった。

作る日と抜く日で、買い物の中身も変わった。作る日の分だけ生鮮を買えばいいので、冷蔵庫の中で野菜がしなびる量が減っている。以前は「一応買っておくか」で三日分の野菜を抱えて、二日目には使い切れずに諦めていた。

手を抜く日の中身を三段階に分けた

  • 軽い手抜き……冷凍しておいた作り置きを温めるだけ。皿は一枚で済ませる
  • 中くらいの手抜き……冷凍のお惣菜や、レンジで仕上がるものに頼る
  • 全面的な手抜き……調理も片付けもしない。外で食べるか、届けてもらう

この三段階に分けたのが、思っていた以上に効いた。「手を抜く」とひとくくりにしていたときは、なんとなく一番楽な方に流れてしまい、費用がかさんでいた。段階を用意しておくと、疲れの度合いに合わせて選べるので、毎回いちばん高い選択をせずに済む。実際、二日のうち一日は軽い手抜きで収まることが多い。

軽い手抜きの日を成立させているのは、週末にまとめて仕込んでおく分量だ。ここは下味冷凍を週末にまとめてしまう段取りでやっていることと、ほぼ同じ考え方になる。中くらいの段階については冷凍のお惣菜を常備するようにした話のほうに詳しく書いた。

数字を決めて三か月ほど経つが、割合そのものは一度も変えていない。変えたのは中身のほうで、季節によって軽い手抜きに使う仕込みの種類を入れ替えている。夏は火を使わずに済むものが増え、冬は煮込みが中心になる、という程度の調整だ。

もし同じように毎日の判断に疲れているなら、曜日を決めるより先に割合を決めてみるといいと思う。何日抜いていいかがはっきりしていると、抜いた日の後ろめたさが消える。私の場合はそこが一番大きくて、手を抜くこと自体を予定に組み込んだ結果、作る日の三日はむしろ前より丁寧にやれるようになった。

失敗もあった。始めた最初の月は、割合を三日と欲張って設定していて、二週目には守れなくなった。抜く日を増やしすぎると、今度は作る日の献立がワンパターンになり、飽きが早く来る。二日に落としてからのほうが、結果的に長く続いている。数字は多めより少なめから試すほうがいいというのが、そのときの反省点だ。

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