洗濯ネットは、あるだけ全部同じかごに放り込んでいた。使うときに手を突っ込んで一枚取り、入れたいものに対して大きすぎたり小さすぎたりして、また別のを探す。この探す時間が毎回一分くらいあった。
枚数を数えてみたら十四枚あった。しかもサイズも形もばらばらで、どれが何用なのか自分でも把握していない。半分近くは使った記憶がなかった。
三サイズに絞った
整理して残したのは三サイズ。小、中、大をそれぞれ二枚ずつ、計六枚にした。
- 小:下着や靴下などの小物
- 中:シャツ類、薄手のニット
- 大:厚手のニット、シーツなど大物
枚数を減らすほうが不便になりそうに思えたが、実際は逆だった。選択肢が三つしかないので、手に取ったものを見て一秒で決まる。しかも、使えるネットが常に洗濯機のそばにある状態が保たれる。十四枚あったころは、必要なサイズのものが洗濯中で見つからないということが普通にあった。
色を変えたのが効いた
サイズを揃えるときに、色も分けた。小が白、中が灰色、大が黒。畳まれた状態でも一目でサイズがわかる。
これは家族と共有するときに特に効いた。「小さいほうのネットに入れておいて」ではなく「白いネット」で通じる。サイズの感覚は人によって違うので、色のほうが誤解がない。
形も筒型はやめて、すべて角型に統一した。筒型は詰め込みやすいのだが、中で衣類が寄ってしまい、洗い上がりにムラが出る。角型に揃えてからは、畳んで重ねたときの見た目も整った。
目の粗さも一緒に見直した
ネットは目の細かさによって役割が違う。細かい目は摩擦から守る力が強い代わりに、洗剤や水の通りが悪くなる。粗い目はその逆だ。
うちは小サイズだけ細かい目、中と大は粗い目にした。傷みやすいものは小さいものが多く、大きいものはむしろしっかり洗いたい。この組み合わせにしてから、生乾き気味に仕上がるものが減った。洗濯槽クリーナーを毎月やるようにした話とも合わせて、匂いの問題はほぼ片付いている。
ファスナーの作りも確認しておくとよかった。留め具が付いていないタイプは洗濯中に開くことがあり、開いた金具が他の衣類に当たる。買い替えのときにここを見るようにしてから、その手のトラブルは起きていない。
保管場所も変えた
以前は洗面台の下の引き出しに入れていた。しゃがんで、引き出しを開けて、探す。今は洗濯機の横の壁にフックを三つ並べて、サイズごとに掛けている。
掛けておくと乾きも早い。使ったあとのネットは湿ったまま引き出しに戻していたので、あれは衛生的にもよくなかったと思う。
処分した八枚のうち、まだ使えるものは掃除用の袋として転用した。ものを減らす話をすると捨てる前提になりがちだが、用途を変えるだけで済むこともある。続いた片付け習慣でも同じことを書いたが、減らす作業は一度きりで終わるのがいい。
洗濯の前に一分探していた時間が、今はほぼゼロになった。減らしたら不便になるという思い込みが、いちばんの障害だった。


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