片付けが苦手で、収納術の本を何冊読んでも三日坊主で終わっていた。そんな自分でも1年以上続けられている片付け習慣があるので、最後にまとめておきたい。
「完璧を目指さない」と決めたのが最初の一歩
雑誌に載っているような完璧な部屋を目指すのをやめて、「床にモノがなければOK」という最低ラインだけ決めた。基準を下げたことで、続けるハードルも一気に下がった。完璧主義をやめるという発想の転換が、結果的に一番効いた変化だった。
「1分だけ片付けタイム」を寝る前に固定
寝る前の1分だけ、目についたものを元の場所に戻すというルールにしている。1分なら気力がなくてもできるので、結果的に毎日続いている。長時間の片付けを週1回するより、短時間を毎日続けるほうが自分には合っていた。
時短家電が「片付けないと使えない」仕組みを作ってくれる
ロボット掃除機が床にモノがあると止まってしまうように、時短家電は結果的に「片付けないと機能しない」という強制力を持っている。この仕組みに頼ることで、意志の弱い自分でも片付けを維持できている。
片付けを気合いや根性でどうにかしようとしていた頃より、仕組みに任せるようになってからのほうが、明らかに続けやすくなった。同じように片付けが苦手な人には、基準を下げることから始めるのをおすすめしたい。
収納グッズを増やさないルールも決めた
片付けが苦手な人ほど収納グッズを買い足して安心してしまいがちですが、自分の場合はあえて「いまある収納に収まる分だけ持つ」というルールにしている。新しいものを迎えるときは何かを手放す、というひと手間を置くようにしたら、増えすぎることがなくなった。
家族にも同じ基準を共有した
自分だけが片付けても、家族が元に戻す仕組みを分かっていないと、すぐに散らかってしまう。「床に物を置かない」という最低限のルールだけを共有したところ、無理なく全員が意識してくれるようになった。細かい決まりより、単純な基準のほうが伝わりやすい。
1年続けてみて分かった気持ちの変化
片付けが苦手だという自覚はいまも変わっていないが、「完璧じゃなくていい」と思えるようになってから、苦手意識そのものは薄れてきた。基準を下げるのは手抜きではなく、続けるための工夫だ。
片付けが得意な人のやり方をそのまま真似るのではなく、自分に合った基準を見つけるほうが、結果として近道だった。
片付け以外の習慣にも応用できると気づいた
「完璧を目指さず最低ラインだけ決める」という考え方は、片付け以外の家事にもそのまま使えると気づいた。食器洗いも洗濯も、満点を目指さず及第点で止めるだけで、日々の負担はかなり軽くなった。
一年続いたのは、意志の強さではなく基準を下げたからだと思っている。
片付ける量そのものを減らすために置き方から変えた例は水切りかごをやめて浮かせる収納に切り替えた手順に書いてある。
片付けの効果がいちばん分かりやすかったのは玄関だった。数を減らしたあとどう変わったかは靴を減らして玄関の掃除が短くなった話にある。
高いところに物を置かなくなったのも、同じ考え方の延長だった。吊り戸棚を使うのをやめた経緯は手の届く高さに絞った置き場所に書いた。


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