冬の窓の結露をためないための先回り

水滴がついて曇った冬の窓ガラス

朝起きて寝室のカーテンを開けたら、窓の下半分が完全に曇っていて、サッシのところに水がたまっていた。指でなぞると線が引ける。放っておいた数日後、窓枠のゴムの部分に黒い点が出ているのを見つけた。

それから二度の冬を越して、いまは朝に拭く作業がほとんどなくなった。やったのは水を拭き取る工夫ではなく、水がつく前の段取りを変えることだった。順番に書いていく。

結露が出やすかった条件

家の中でも窓によってまるで違った。うちで差が出たのはこの四点だった。

  • 寝る前に部屋を暖めていた部屋:温度差が大きいほど朝の水が多い
  • 洗濯物を室内で干していた部屋:これがいちばん効いていた
  • 家具を窓際に寄せていた部屋:空気が動かないので、その面だけ濡れる
  • 北向きの窓:日が当たらないので、ついた水が昼まで残る

二つ目に気づくまで時間がかかった。部屋干しをやめた日の翌朝、窓の状態が明らかに違ったので分かった。水の出どころは外気ではなく、自分たちが部屋に持ち込んだものだった。

先回りで効いた三つ

寝る前に一度だけ空気を入れ替える

寝る直前に、五分だけ窓を開ける。寒いので最初は抵抗があったが、五分ならすぐに部屋の温度が戻る。これだけで朝の水の量が半分ほどになった。夜のうちに湿気を外に出しておくのが、拭くより早い。

カーテンを閉め切らない

厚手のカーテンをぴったり閉めると、窓とカーテンの間に冷たい空気がたまって、そこだけ結露がひどくなる。しかもカーテンの裾が濡れる。いまは裾を少し浮かせるか、左右の合わせを完全に閉じないようにしている。カーテン自体が濡れると洗う回数が増えるので、ここは手間の総量に直結した。

窓際に物を置かない

本棚を窓の前から動かしたら、その面の結露が減った。空気が動く隙間があるかどうかで差が出る。数センチ離すだけでも変わったので、大きく部屋を模様替えする必要はなかった。

部屋干しとの付き合い方

冬に外で乾かないので、部屋干しをやめるわけにはいかない。そこで干す場所を窓から離して、除湿する機械を同じ部屋に置くようにした。窓辺に干していた頃と比べると、朝の水はほとんど出ない。

除湿する機械が本当に必要かどうかは家の条件によって分かれるところで、うちの判断は除湿機はいらない?部屋干しで1年使って分かったいる家といらない家の分かれ目に書いた。結露対策としては、湿気の出どころを別の部屋に移すだけでも効く。

浴室の換気を長く回すようにしたのも、隣の部屋まで効果があった。水回りの湿気が家全体に回っていたらしい。そのときのことは浴室の換気扇を回しっぱなしにしてからカビ取りが減ったにまとめてある。

それでも出た日の手順

寒波の朝はどうしても出る。その場合はこの順でやっている。

  • 上から下へ、一方向に水を寄せる。往復させると水が広がる
  • サッシの溝にたまった水を先に取る。ここを残すと枠が傷む
  • 拭いたあと、その部屋だけ十分ほど換気する
  • ゴムの部分は最後に乾いた布で押さえる。ここが乾いていないと黒い点が出る

四つ目を省いていた冬に、枠のゴムに点が出た。水を取ることより、最後に乾かすことのほうが大事だった。

やらなかったこと

吸水するテープを窓の下に貼る方法は試していない。貼ったあとの張り替えと、剥がすときに跡が残るのが気になったからだ。水をためる場所を作るより、水がつかないようにするほうが根本的だと考えて、そちらに寄せた。

窓そのものを断熱するのが一番効くのは分かっているが、これは賃貸だと難しい。できる範囲でやるなら、夜の換気と窓際を空けることの二つが費用ゼロで効く。

よくある疑問

暖房を使わなければ結露しないのか

使わない部屋でも出た。人が寝ているだけでも湿気は出るので、温度差があれば結露する。暖房の有無より、湿気をどこに逃がすかのほうが効いた。

朝に時間がないときはどうするか

サッシの溝だけ取って、あとは窓を少し開けて出かけている。溝に水が残ると枠が傷むので、そこだけ優先する。全部拭けない日でも、優先順位を決めておけば被害は広がらない。

二重窓や内窓があると変わるか

うちにはないので、体験としては書けない。ただ結露の仕組みが温度差によるものなので、窓の面が冷えにくくなれば減ると考えるのが自然だと思っている。導入の判断は費用との兼ね合いになるはずだ。

二度の冬で分かったこと

拭く道具を探していた一年目より、湿気の出どころを動かした二年目のほうが手間が減った。朝の五分を削るために、夜の五分を使う。順番を前にずらすだけで、冬の作業がひとつ消えた。

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