掃除用洗剤の数を絞っていったときの見極めの目安

数を絞った掃除用洗剤を並べて置いている様子

洗面所の下から、使いかけの洗剤が七本出てきた。用途別に買い足していった結果で、どれも半分ほど残っている。全部を使い切る気にはなれず、かといって捨てるのも気が引けて、しばらく放置していた。そこから一年かけて数を減らし、いまは三本に落ち着いている。減らす過程で「これは残す」「これは要らない」を分ける目安ができたので、書いておきたい。

数を絞る過程で、詰め替え用をやめて本体ボトル入りのハンドソープに切り替えた(別の通販サイトの取り扱いページもあります)。詰め替えのストックを置かなくなったぶん、棚の一段がまるごと空いた。

減らす前と後で何が変わったか

七本あったころは、汚れを見つけてから「どれを使うんだったか」を思い出す時間があった。パッケージの裏を読み直すこともあった。三本になってからは、迷う工程がまるごと消えた。掃除にかかる時間そのものより、取りかかるまでの重さが軽くなったほうが大きい。

収納も変わった。以前は洗面台の下と、キッチンのシンク下と、ベランダの棚に分散していて、どこに何があるか自分でも把握できていなかった。いまは一か所にまとまっている。買い足すときも、残量を見れば済む。

ステンレスの二槽式シンクと水栓

残すかどうかを決めた三つの目安

実際に手放すかどうかは、次のあたりで判断した。

  • この半年で二回以上使ったか。一度も出番がなかったものは、この先も出番がない
  • ほかのもので代用できないか。代用したときに仕上がりが目に見えて落ちるなら残す
  • 使うのに手間がかかりすぎないか。手袋と換気が必須のものは、結局後回しにしていた

三つ目が意外と効いた。効き目が強い専用品ほど扱いが面倒で、面倒だから使わず、使わないまま古くなっていく。年に一度しか出番がないものは、その一度のときに買えばいいと割り切った。

逆に、残した三本はどれも守備範囲が広い。中性のもの一本で日常の汚れはだいたい足りるし、水まわりの固まった汚れとカビっぽい汚れに一本ずつあれば、それ以上はほとんど使わなかった。

ただ、減らしすぎて困った場面もある。油汚れの強い場所を中性のもので落とそうとして、二度手間になった。数を絞ることが目的になると本末転倒なので、いまは「一本増やす代わりに一本やめる」くらいの感覚で調整している。

減らしたあとに置き場所を決め直した

本数を三本にしただけでは、実はまだ半分だった。残した三本をどこに置くかで、使う頻度がはっきり変わったからだ。最初は洗面台の下にまとめて入れていたのだが、扉を開けてかがむ動作が挟まるだけで、気づくと使わなくなっていた。

いまは日常的に使う一本だけを洗面台の上に出しっぱなしにして、残りの二本を扉の中に入れている。出しっぱなしにすると見た目が気になるかと思ったが、三本が七本だったころの雑然とした感じに比べれば、一本くらいはどうということもなかった。汚れを見つけてから手に取るまでが二秒ほどになり、後回しにする回数が目に見えて減った。

買い足すタイミングも決めた。残りが三割を切ったら次を買う、という一本のルールにしてからは、切らして困ることも、予備が二本ずつ溜まることもなくなっている。

道具の数を減らすと、掃除そのもののハードルが下がる。同じ方向の工夫としては、電子レンジを蒸気で掃除するようにした話や、フロアワイパーを各階に常備した話も効いた。置き場所と本数を決めてしまうのが、結局いちばん続く。

詰め替えをやめてボトルごと替える

本数を絞ったあと、残した洗剤の買い方のほうも変えている。

やめてみて分かった、手間の正体

詰め替えという作業は、実際には一手順ではなかった。ボトルの残量を確認して、詰め替えパックのストックがあるか思い出して、なければ買い物リストに足して、買ってきたら開封して注ぐ。さらに几帳面な人はボトルを洗って乾かす工程が入る。

自分にとって重かったのは、注ぐ動作そのものより「ストックを管理する」部分だった。切らして気づくのはたいてい、洗濯機を回そうとした瞬間や、手を洗おうとしてポンプが空を切った瞬間で、いちばん面倒に感じるタイミングで発覚する。ボトルごと買う方式に変えてから、この「気づくのが遅い」問題が消えた。買ってきた新品をそのまま棚に並べておけば、残量とストックが同じ場所で目に入る。

全部を切り替えたわけではない

正直に書くと、コストは上がった。同じ容量で比べれば詰め替え用のほうが安いのは変わらないので、そこは割り切っている。ただ、すべての洗剤をボトル買いに変えたわけではない。

切り替えたのは、ハンドソープと食器用洗剤、それに洗面所のボディソープの三つ。いずれも使用頻度が高く、切れると即座に困るものだ。逆に、月に一度しか使わない住居用の洗剤や、詰め替えの口が大きくてこぼしにくいタイプのものは、これまで通り詰め替えを続けている。要は失敗したときのダメージが大きいものだけを対象にした、という整理になる。

洗濯用洗剤については少し事情が違って、こちらは自動投入機能のあるディスペンサーに任せているため、まとめて注ぐ回数がそもそも少ない。詰め替えの手間は、投入する頻度によっても感じ方がかなり変わる。洗濯まわりでは洗濯槽クリーナーを毎月のルーティンにしたことのほうが、体感としては効果が大きかった。

買い替えの際は本体ボトル入りのハンドソープのように、そのまま置いて使えるタイプを選んでいる。ポンプの動きが渋くなってきたら、詰め替えずにまるごと交換できるのも気楽なところだ。

ちなみに、この手の「工程を一つ減らす」という発想は洗剤に限らない。食洗機の予洗いをやめたときも似た感覚で、やめた直後は不安だったのに、一週間もすれば元に戻す理由が見つからなくなった。

差額は月に数百円程度。それで洗面所の床を拭く日がなくなったのなら、自分の場合は納得のいく交換だった。

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