タオルを選ぶ基準を、厚みから吸水力と乾きの速さに変えた。それだけのことなのに、洗面所まわりの家事の感触がはっきり変わったので記録しておく。きっかけは、ふかふかしたバスタオルを気に入って使っていたのに、部屋干しの日はいつまでも生乾きの匂いが残っていたことだった。試しに浅野撚糸の公式ショップ【エアーかおるダイレクト】で扱っている吸水力を売りにしたタオルを何枚か入れてみたところ、想像していたのと違う方向で効いた。
以前タオルを小さいサイズに統一した話を書いたときは、洗濯の量を減らすという目的だった。今回はサイズではなく、一枚あたりの性能を上げたらどうなるかという別の実験になる。
厚いタオルと薄いタオルで何が違ったか
使い比べて分かったのは、水を吸う量そのものより、吸うまでの速さのほうが日常では効くということだった。厚みのあるタオルは確かにたくさん吸うが、肌に当てた瞬間に持っていってくれる感じがない。何度か押し当てて拭くことになる。逆に、軽くて薄いのに一度当てるだけで拭き終わるタオルがあって、これは体感がまったく違った。
そして乾きの速さ。厚手のバスタオルは、部屋干しだと一日では乾ききらないことがあった。薄手に替えてからは半日ほどで乾くようになり、干す場所の取り合いが減った。結果として洗濯を回す回数のほうは変わっていないのに、干す場所の混雑だけが解消したという状態になっている。
枚数を減らせたのが一番の効果だった
乾きが速いということは、同じ枚数を回転させられるということでもある。以前は乾かない日に備えて予備を多めに置いていたが、その必要がなくなった。棚の一段が丸ごと空いて、そこに別のものを移せた。手ごたえとして一番大きかったのはここだ。
一方で、期待していたほどではなかった点もある。肌触りの好みは人によるので、ふかふかした感触が好きな家族には不評だった。今は洗面所に薄手、風呂上がり用に厚手を少しだけ残す、という二本立てにしている。全部を入れ替える必要はなかったというのが正直なところだ。
洗濯まわりの動線は、道具を一つ変えると連鎖して変わることが多い。洗濯ネットをサイズ別に揃えた話のときも、仕分けが速くなった結果として洗濯機を回す時間帯まで変わった。タオルも同じで、乾く速さが変われば干し方も収納も変わってくる。
買い替えるときの注意としては、同じブランドでも織り方や厚みで性格がかなり違うので、いきなり家じゅうの分を揃えないほうがいい。自分は二枚だけ買って一か月使ってから、残りを入れ替えた。それでも合わない部分は出たので、この慎重さはちょうどよかったと思っている。
もう一つ気づいたのは、乾きの速いタオルに替えると洗濯機の使い方まで変わるという点だった。以前は乾燥機能に頼らないと翌日に間に合わない日があったが、今は部屋干しでも回るようになったので、乾燥まで回す回数が減った。電気代の話というより、洗濯を回してから片付くまでの時間が短くなったことのほうが体感としては大きい。夜に回して朝に畳む、という流れが崩れにくくなった。
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