人が来ると決まってから慌てて片づけるのを毎回やっていた。二時間かけて家中を回し、終わったころには疲れて話どころではない。順番と範囲を決めてからは、三十分ほどで落ち着くようになった。
先に結論:決めた3つ
- 片づける範囲を、客が通る場所だけに絞る
- 散らかっているものを判断せず、一時置きの箱へ入れる
- その箱を戻す日を、来客の翌日に決めておく
1. 範囲を絞る
家中をやろうとするから終わらない。玄関、通る廊下、座る部屋、手を洗う場所。この四か所だけと決めた。開けられない部屋の中は見られないので、そこへ寄せてよいことにしている。
見られる高さだけやる
座って話す相手の目線は低い。棚の上より、床とテーブルの上のほうが先だった。逆に高い棚の埃は、その日に限っては後回しでよい。
2. 判断せずに箱へ入れる
片づけが長引く原因は、一つ手に取るたびに「これはどこへ」と考えるところだった。来客前は考えないと決めて、床とテーブルの上のものを全部、決めた箱へ入れる。これだけで時間が半分になった。
箱は中身が見えないものにした
透明だと結局気になって整理を始めてしまう。見えない箱に入れて、蓋をして置き場所へ運ぶ。
3. 戻す日を先に決める
入れっぱなしになると、次の来客のときにまた箱が要る。これを二回繰り返して箱が三つになったので、翌日に戻すと決めた。決めておかないと、箱そのものが片づかない荷物になる。
普段から崩れにくくしたこと
- 郵便物を一か所で受けるようにした。テーブルに積まない
- 使う場所に道具を置いた。取りに行く距離が長いと出しっぱなしになる
- 床に置くものを減らした。掃除のときにどかす手間が消える
- 掃除の順路を決めた。毎回同じ順で回ると迷わない
郵便物の置き場を一か所に決めた話は郵便物と充電ケーブルの定位置を決めてから探し物が減った仕組みに、掃除の順路については掃除の所要時間がばらつかなくなった順路に書いた。この二つが効いていて、そもそも散らかる量が減っている。
時間がかかっていた原因を書き出した
二時間かかっていた頃の内訳を思い出してみると、実際に手を動かしている時間は半分もなかった。残りは迷っている時間と、別のことを始めてしまった時間だった。
- 一つ手に取るたびに置き場所を考えている
- 片づけの途中で棚の中まで整理し始める
- 掃除の道具を取りに行って、その部屋でまた片づけを始める
- どこまでやれば終わりかを決めていない
最後の一つが大きかった。終わりを決めていないので、いつまでも手が止まらない。範囲を四か所と決めたのは、終わりを作るためでもある。
順番も固定した
毎回違う場所から始めていたので、どこをやったか分からなくなっていた。いまは玄関から始めて、通る順に回る。最後が手を洗う場所になるようにしておくと、そこで手を洗って終われる。
先に換気だけしておく
始める前に窓を開けておくと、片づけているあいだに空気が入れ替わる。終わってから開けると、座る頃にまだ寒い。
座る場所から見える範囲を確かめる
自分が立って見る景色と、客が座って見る景色は違う。一度座ってみると、気づいていなかった場所が見える。
終わったあとに決めていること
帰ったあと、箱を戻す日を翌日に決めている。その日にやろうとすると疲れていて動けない。翌日と決めておくだけで、箱が残らなくなった。
よくある疑問
急に来ることになった場合は
箱に入れる工程だけやる。掃除は玄関と手を洗う場所だけにして、あとは諦めている。
匂いはどうしているか
換気を先にしてから片づける。片づけながら窓を開けておくと、終わるころにちょうどよい。
子どもがいる家では
遊んでいるものは箱に入れず、部屋の隅にまとめるだけにした。片づけると翌日また出すことになる。


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