トイレ掃除の手数を減らすために置くのをやめた道具

便器と洗面台のある白い水回り

トイレの床に立てていたブラシを捨てた。ケースの底に水がたまるのが気になって、結局それ自体を洗う日を別に作っていた。掃除のための道具を掃除しているのだから、どこかで順番が入れ替わっている。

いまは置いているものが二つだけになって、一回の作業が二分で終わるようになった。減らした結果として、掃除の回数はむしろ増えた。道具を取り出す手間がなくなったぶん、気づいたときに動けるようになったからだ。

入れ替えの軸になったのがこれ。

ふたを開けた洋式トイレとブラシ

置くのをやめた道具

柄の長いブラシとケース

いちばん場所を取っていたのがこれだった。使ったあとは濡れたまま立てることになるので、ケースの底に水が残る。そこが気になるから月に一度ケースを洗う。ブラシの毛先は半年ほどで開いて、そうなると買い替えになる。

捨てるときに少し迷った。頑固な汚れが出たときに困るのではないか、と考えたからだ。実際に一年やってみて、困った場面は一度もなかった。汚れが固まる前に手が出ているので、力の要る場面が来ない。

専用洗剤の大きいボトル

タンクの横に置いていた洗剤も外した。ボトルの底と床の間にホコリがたまるのが嫌で、これも動かして拭く対象になっていた。置き場所を作ったものが、次の掃除対象を生む形になっている。

洗剤そのものを捨てたわけではなく、洗面所の棚にまとめて、必要なときだけ持ってくる形にした。家全体で洗剤の数を絞っていった経緯は掃除用洗剤の数を絞っていったときの見極めの目安に書いたが、置き場所を一段遠くにしても、使う回数はほとんど変わらなかった。

代わりに残したもの

いま置いてあるのは次の二つだけ。

  • 流せる使い捨てのシート。手の届く棚の中にケースごと置いている
  • 小さいフタ付きのごみ箱。シート以外のごみを一時的に受ける用

大事だったのは、シートを扉の中ではなく手が届く位置に出しておくこと。しまい込んだ時期は週に一度もやらなかった。棚の手前に移してからは、二日か三日おきに手が伸びるようになった。掃除道具を使う場所の近くに置く考え方は、ほかの場所でも同じだった。各階に分けた話は掃除道具を一か所にまとめるのをやめた配置にまとめてある。

手数がどう変わったか

以前の手順は、ブラシを出す、洗剤をかける、こする、流す、ブラシを戻す、水切りを確認する、の六段階だった。いまはシートを一枚取る、拭く、流す、の三段階になった。

  • 作業時間:五分ほど → 二分かからない
  • 頻度:週に一回 → 二、三日に一回
  • 床に置いてあるもの:二つ → ゼロ
  • 道具を洗う日:月に一回 → なし

回数が増えたのに、月あたりの合計時間は減った。一回が短いほど始めるまでの気の重さが小さいので、これは道具を減らしたことの副産物だと思っている。

これは減らせなかった

シートの買い足し

使い捨てなので当然だが、なくなれば買う。ブラシを買い替えていた頻度と比べてどちらが得かは、正直なところ数えていない。ただ、切らすと元の手順に戻ってしまうので、残り一パックになったら足すというルールだけは決めた。

奥まで届かない場所

シートは手で持って拭くので、縁の裏側のような手首が入らないところは苦手だ。ここは月に一度だけ、洗面所から洗剤を持ってきてまとめて処理している。日常の掃除と、たまにやる掃除を分けたことで、どちらも気が楽になった。

よくある疑問

本当に流していいのか

流せると明記されているものを選んで、一度に流す枚数を一枚にしている。まとめて数枚を流すのは避けたほうがいいと注意書きにあった。うちは節水型の便器なので、この点は特に守っている。

ブラシがないと不安ではないか

捨てる前はそう思っていた。実際には、汚れが固まるまで放置しなくなったので出番が来ない。逆に言えば、頻度が下がる人にはこの形は向かないかもしれない。週に一回未満になるなら、こするための道具は残しておいたほうが安心だと思う。

手が汚れないか

シートが厚手のものを選べば、そこはあまり気にならなかった。薄いタイプを買ったときに一度失敗して、それ以来エンボス加工と書かれている厚めのものにしている。使い捨ての道具は、厚みで手数が変わる。

この記事で紹介した商品

道具を減らすと掃除の質が落ちるように思っていたが、うちの場合は逆だった。減らしたのは道具の数で、増えたのは手をつける回数のほうだった。

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