トースターを買い足さずに済ませた4つの工夫|オーブンレンジで足りる条件と限界

オーブンレンジのトースト機能で焼いた食パン

朝の食パンが毎回しなびた仕上がりになるのが不満で、専用のトースターを買おうとカートに入れたところまで進みました。結局そこで止めて、半年ほどオーブンレンジのトースト機能だけで過ごしています。買い足さずに済んだ工夫と、それでも限界を感じる場面の両方を書いておきます。

先に結論を書くと、毎朝パンを食べる家なら買ったほうが早いです。私のように週に二、三回なら、工夫でしのげます。

買わずに済ませた四つの工夫

オーブンレンジのトースト機能は、設定を変えないまま使うと確かに物足りません。順に手を入れたら、不満のうち八割くらいは消えました。

予熱してから入れるようにした

いちばん効いたのがこれでした。冷えた庫内に入れると、表面が乾く前に中まで熱が回ってしまい、全体がぼそぼそになります。数分だけ空で温めてから入れるだけで、表面の焼き色がはっきり変わりました。待ち時間が増えるのが難点ですが、その間に他の支度ができます。

網の位置を上のほうに変えた

付属の天板を下段に置いたまま使っていたのですが、上段に変えたら熱源との距離が縮まって焼き時間が短くなりました。説明書に段位置の目安が書いてあったのに、一度も読まずに使っていたのが情けないところです。

焼く前に霧吹きで水をかけた

表面に軽く水をかけてから焼くと、外は固く中はやわらかい状態に近づきます。冷凍したパンのときは特に差が出ました。かけすぎるとべたつくので、二、三回で十分です。

焼く枚数を一度に一枚までにした

二枚並べると庫内の熱が奪われて、どちらも中途半端になります。一枚ずつ焼けば安定しますが、そのぶん時間は倍かかるので、ここが人数の多い家との分かれ目だと思います。

オーブンレンジで焼いたトースト

それでも埋まらなかった三つの差

工夫でかなり近づきましたが、専用機との差が残る場面もはっきりしてきました。

予熱を含めた合計時間が長い

予熱と焼きを合わせると、パンが出てくるまでにそれなりに待ちます。休日は気になりませんが、平日の朝に五分待つのはかなり長く感じました。ここは工夫では縮まりません。

温めと焼きが同時にできない

庫内が一つしかないので、飲み物を温めながらパンを焼くという並行作業ができません。専用機があれば別々に動かせるので、朝の段取りは確実に短くなるはずです。ここが買い足す一番の理由になると思います。

庫内が汚れると焼きムラが出る

普段の調理で庫内に油や汁が飛んでいると、焼いている間にその匂いがパンに移ることがありました。焼く前に軽く拭く手間が増えるのは、用途を兼ねている以上どうしようもない部分です。

買ったほうがいい人と、足りる人

半年やってみて、線引きははっきりしました。

買ったほうがいいのは、こういう家です。

  • ほぼ毎朝、パンを食べる習慣がある
  • 一度に二枚以上焼く必要がある
  • 朝の支度で、温めと焼きを並行させたい
  • 置く場所と、コンセントの空きが確保できている

足りると感じたのは、こういう家です。

  • パンを焼くのが週に数回で、朝食が固定されていない
  • 台所の作業台にこれ以上物を置きたくない
  • 焼きの仕上がりより、家電の数を減らすほうを優先したい
  • 休日にゆっくり焼く時間が取れる
調理台に並んだキッチン家電

買わなかったことで、ついでに変わったこと

目的はパンの仕上がりだったのに、結果として朝の台所そのものが少し変わりました。どれも狙っていなかった副産物です。

説明書を読む習慣がついた

段位置の件で痛い目を見たので、他の家電の説明書も一度ずつ開き直しました。洗濯機に使っていなかったコースがあったり、炊飯器の予約の仕方を勘違いしていたりと、買い足す前にできることがまだ残っていたと分かりました。新しい家電を検討するときは、まず手持ちの説明書を読む。この順番は今後も守るつもりです。

朝の段取りを先に組むようになった

予熱の数分が空くので、その間に飲み物の準備や食器出しを済ませる流れができました。待ち時間があること自体は不便ですが、待つと分かっていれば他の作業を先に差し込めます。専用機を買っていたら、この段取りは組まないままだったと思います。

作業台の上が広いままで済んでいる

台所の作業台は、置ける物の総量が決まっています。ひとつ増えれば、そのぶん調理の作業スペースが減る。以前、使う頻度をよく考えずに買った家電が半年ほど場所を占領し続けたことがあったので、今回はそこを慎重に見ました。結果として、まな板を広げられる幅が残っているのは地味に効いています。

もちろん、これは「買わないほうが偉い」という話ではありません。毎朝使うなら専用機のほうが確実に早いですし、私も頻度が変われば考えを変えます。今の使い方に対して、追加の一台が釣り合うかどうかというだけの問題です。

買う前に数えておきたいこと

私が実際にやって役に立ったのは、値段を調べる前に次を数えることでした。

  1. 先週、パンを焼いたのが何回だったか
  2. そのうち、二枚以上焼いた回が何回あったか
  3. 作業台の上で、今すぐ空けられる幅は何センチか
  4. 使わない週があったとき、どこにしまうか

四つ目で手が止まるなら、まだ買わなくていいと思います。私はここで止まりました。しまう場所が決まらない家電は、結局出しっぱなしになって作業台を狭くするというのを、他の家電で何度も経験しているからです。

朝の食卓に並べたトーストとコーヒー

よくある疑問

オーブンレンジのトースト機能でどこまで近づきますか

焼き色と食感はかなり近づきます。埋まらないのは時間と、並行作業ができない点です。仕上がりが不満なのか、時間が不満なのかを切り分けると判断しやすくなります。

冷凍したパンでも同じですか

冷凍のほうがむしろ差が出やすいです。霧吹きと予熱を組み合わせると、常温のときより上手くいくことが多かったので、冷凍派なら工夫の効きは大きいと思います。

結局これから買う予定はありますか

今の頻度のままなら買いません。朝食がパン中心に変わったり、一度に焼く枚数が増えたりしたら、そのときに置き場所から考え直すつもりです。

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