雨の日に帰ってきて、濡れた傘をどこに置くかで毎回迷っていた。玄関の中に立てれば床が濡れる。外に出せば濡れないが、乾く前に風で倒れる。どちらも中途半端なまま何年か過ごした。
壁に穴を開けられない住まいだったので、掛ける場所を決めるところでいちど手が止まった。磁石で留まる型にしたら、位置を変えたくなったときにそのまま動かせた。
- 玄関まわりの金属面に付けられるフック:位置を試しながら決められるので、雨の吹き込む向きを見てから本決めできる(別の通販サイトの取り扱いページもあります)
結論から書くと、うちは外に出すことにした。ただし、どの家でも外がいいとは思っていない。分かれ目になったのは三つの条件だった。

外に出せる家の条件
- 玄関の外に、雨が直接かからない場所があるか
- その場所が、人の通り道をふさがないか
- 傘がなくなっても諦められる値段のものを使っているか
三つ目が現実的にいちばん大きい。うちは集合住宅なので、外に置くということは誰でも触れる場所に置くということになる。高いものは置けない。それを受け入れられるかどうかで、答えが変わる。
中に置いていたときに困っていたこと
玄関の中に傘立てを置いていたころの不満はこうだった。
- 受け皿に溜まった水を捨てる作業が、月に何度も発生する
- その水がにおうことがある
- 傘立て自体が場所を取って、靴を出し入れするときに当たる
- 乾く前に畳んでしまうので、次に使うときに湿っている
三つ目は、玄関の物を減らしていく過程で特に気になった。靴を減らして床に置くものを少なくしたら、残った傘立ての存在感が急に大きくなった。その経緯は靴を減らしてから玄関の掃除が短くなった話に書いている。
外に出してから変わったこと
傘立てをやめて、外の壁に引っかける形にした。開いたまま引っかけられるので、翌朝には乾いている。受け皿の水を捨てる作業がなくなった。玄関の床も濡れない。
ただし、いいことばかりでもなかった。強い風の日は一度飛ばされた。それ以来、風が強い予報の日は中に入れている。完全に外に移したのではなく、天気によって置き場所を変える形に落ち着いた。
本数を先に減らしたのがよかった
置き場所を変える前に、傘の本数を数えた。七本あった。使っているのは二本で、残りは壊れかけか、もらったまま使っていないものだった。五本処分して、二本だけにした。
本数が二本になると、置き場所の選択肢が急に増える。七本のときは傘立て以外に置きようがなかったが、二本なら壁に引っかけるだけで済む。置き方を工夫する前に数を減らすほうが早いというのは、台所でも同じだった。水切りかごをやめたときも、置き方を考える前に乾かす物の数を減らしている。
迷っている段階なら、置き場所を考えるより先に本数を数えてみるのがいいと思う。うちの場合は、それだけで答えがほとんど決まった。
客用の傘をどうするか
本数を二本まで減らしたときに悩んだのが、客に貸す用の傘だった。急な雨のときに一本もないのは困る。かといって、めったに使わないものを常に置いておくのは、せっかく減らした意味がなくなる。
折りたたみを一本だけ、玄関の収納の中にしまうことにした。外には出さないので数には入らないし、使うときだけ出せばいい。年に一度あるかないかだが、あると分かっているだけで気が楽だった。
置き場所を決める前に測ったもの
外に引っかける形にすると決めてから、実際に取り付ける前に測ったものがある。
- 傘を開いた状態の幅。通り道をふさがないか確かめる
- 引っかける高さ。低すぎると頭が当たる
- 雨が吹き込む向き。壁のどちら側なら濡れないか
三つ目を測らずに一度失敗した。最初に決めた場所は、風向きによっては雨が直接当たる位置だった。乾かすために外に出したのに濡れているのでは意味がない。数日ぶん雨の日を観察してから、位置を三十センチほどずらして落ち着いた。
掛けるために用意したもの
- 玄関まわりの金属面に付けられるフック:位置を試しながら決められるので、雨の吹き込む向きを見てから本決めできる(別の通販サイトの取り扱いページもあります)
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